【マッシュル -MASHLE-】 17巻 雑感

マンガ感想

17巻の表紙は、全員集合絵です。いよいよラストが迫ってきているのを感じさせます。

しかし、オチョアのポジション。そんな「主人公の相棒」感を出していい人物じゃないような……。

17巻の感想です。

時間を稼ぐドミナとオーター

前回、まさかの復活を遂げていたドミナ・ブローライブ。どうやら、メリアドールさんの助力があったようです。

しかし、かつては「イノセント・ゼロ」の一員だっただけに、父の強さは身に染みてわかっています。

立ち向かってくる息子(ドミナ)に対して、イノセント・ゼロは歯牙にもかけないようで、闇魔法を放ち、逃走中のマッシュ達を追い詰めます。

闇を出る壺を破壊しようとするも、あしらわれ続けるドミナ。しかし、必死の策が成功して、なんとか壺の破壊を成し遂げます!


ドミナ、決死の一手!!
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

逃走を続けるランス一行。困難を切り抜け、光明も見えてきたのも束の間、イノセント・ゼロの部下が大挙して押し寄せます。

単純な力技ながら、満身創痍のランスくん達に反抗する力は残っていません。

この状況に動いたのが、オーターでした。

通路を破壊して、たった一人で敵に立ち向かいます。


オーターさん……死ぬなよ!!
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

こうして、二人の決死の尽力で、マッシュをメリアドールさんの元へ届けることが出来たのです。

アレな扉との筋肉交渉


こ、これは……。
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

さっそく治療を始めるメリアドールさん。失われた心臓の代わりに、人工心臓を埋め込みますが、戦えるようになるまで、66.6時間が必要なようです。

そこへイノセント・ゼロが闖入してきます。またしても絶望的な状況で、師匠メリアドールさんが立ち上がります!!

皆が戦っている中、マッシュの意識は不思議な扉の前に立っていました。

扉の上で座する人物が「一番大切なものを置け」と告げます。そうすれば一時的な復活ができるのだと言います。

マッシュはシュークリームを置きました。

扉から黒い手が、マッシュを襲います!!

扉に取り込まれるマッシュ。しかし、もがき続け、次第に扉はギチギチ言い始めます。そして……


マッシュと扉の相性は、なんかもうスゴい(語彙喪失)
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

再び生き返るチャンスをくれるようお願いします。どうやら、マッシュに取引とかそういう難しい話はNGのようです。

再度、扉に取り込まれそうになりますが、2回めで慣れたのか、今度は扉ごと引きずり倒します。

こうしてマッシュの筋肉交渉によって「世界を救う」という条件に変更され、復活することが約束されました。

オチョア、男気を見せる時!!

奥の手&自爆覚悟の特攻を仕掛けるメリアドール先生。しかし、それもイノセント・ゼロの力の前に意味をなしません!!

イノセント・ゼロの圧倒的すぎる力を前に、安堵するオチョア。
ええい、この畜生ワニが!!


俺もこんな生活してえなぁ……。
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

眠るマッシュに手をかけようとするイノセント・ゼロに、しかしランスくん、ドットくん、フィンくんの三人が立ちはだかります。

元の戦力が圧倒的な上、三人とも満身創痍。勝負の結果は見えています。

そんな中、オチョアに倒れていたメリアドール先生が語りかけてきます。
メリアドール先生の中での、オチョアの評価。やっぱりボロクソのようです……。

それを余所目に、ランスくん達3人の戦いは続いています。各々の特性を活かし、これまでマッシュと共に戦って成長した力を最大限に活用します。


戦いの終局を感じさせるランスくんの気迫!!
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

その粘りには、イノセント・ゼロも脅威を覚えるほどでした。

そんな戦いぶりがオチョアの足を止めます。自らの魔法で、マッシュをかばいその場から撤退を開始します。


ワニといえば、鬼滅、100日後。う、頭が……。
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

自らの誇りに向き合い、男気を見せるオチョアでしたが、イノセント・ゼロの前ではわずかな足掻きにしかなりません。

涙して、感情を爆発させるオチョア。そんな姿に最後の一撃をイノセント・ゼロが加えようとしたその時……。

復活したマッシュの拳が阻止します。

マッシュとイメージ筋トレ

66.6時間という適合までの時間を大幅に短縮して復活したマッシュ。

「中の人と仲良くなって」

と説明したら、本気でフィンくんは引いてしまいました。

名も知らぬ人をはさみ、ついに始まるイノセント・ゼロとの再戦。イノセント・ゼロは時間を操り、自在に対象を遅くすることができます。


時間操作系はやっぱり強い!!
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

マッシュも例外ではなく、魔法の力に飲まれ、動きが遅くなってしまいます。

魔法にかかったマッシュを見て、勝利を確信するイノセント・ゼロ。しかし、マッシュの行動は……。


いろんな意味で神回避!!
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

普通に回避します。

なぜ動けているのか。理由は単純、動きを遅くされた分、早く動いているからです。

まさにパワーこそ力。

マッシュは精神と時の部屋扉のある空間で、一年間筋トレをしてきました。精神世界での筋トレに意味があるのか謎ですが、どうやら神的なあの人が力を貸している様子。

マッシュ、ついにやってしまう

取り込んだ息子たちの心臓が馴染んできたイノセント・ゼロ。さらなる進化を予感させましたが、マッシュに杖を蹴り上げられてしまいます。

そして、徹底的に杖を破壊します。

呆然としている所に、マッシュの拳が打ち込まれます。

鈍い音と共に、倒れて動かなくなるイノセント・ゼロ。

この状況に周囲の空気も重くなります。やはり悪人とはいえ、少年漫画の主人公が殺っちまうのはNGのようです。


素行に問題ありと思われてましたね……。
「マッシュル -MASHLE-」 甲本一 集英社

しかし、倒れたイノセント・ゼロから魔力が放出され、新たな形態へと変貌を遂げました。力の開放には強大な力が必要だったようです。

マッシュも穴を掘る手を止めて、ついに戦いは最終段階へと突入していきます!!

 

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