【Far Cry(ファークライ)6】 完走した感想 ※ネタバレあり

ゲーム感想

「ファークライ6」をクリアしたので、プレイした感想などを述べていきます。
※なお、若干のネタバレあり

 

ファークライは「3」からハマり、「2」「4」「5」「NEW DAWN」とプレイして
きたので、そこそこ古参のプレイヤーかなと思います。

前作との繋がりや、これまでとの変更点なども解説しますので、ご購入に
迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

総合評価 4.0(5点満点中)

クリアした評価として、「4.0」とつけました。
ファークライ3以降はシステム周りがプレイしやすいものへと変化して行きました。

「6」も変更点は多く、「豊富」にはなっていますが、それが「面倒」な部分にも
なっています。

ストーリー面でも、同じく国の革命が舞台だった「4」と比べると、ちょっと
一本調子な感も否めません。

それでもオープンワールドFPSとしては、完成度が高く、ミッションは豊富で
ついつい時間を忘れて遊んでしまう面白さはあります。

ここでは、古参プレイヤーのわたしが気になったことをチョイスしていきます。

前作とのつながり

荒ぶるニワトリ
「Far Cry6」/Ubisoft

「3」「4」「5」とゆるく繋がった世界観のファークライシリーズですが、「5」では
ラストで核戦争が勃発し、「New Dawn」ではポストアポカリプスな世界で戦う
ことになりました。

では「6」の時系列は?  プレイした感じでは「不明」です。

ただ「ハーク」の名前と「5」で活躍したブーマーが登場するので、
「5」と同時系か、パラレルな世界だと思われます。

スナイパーライフルの変更点

「ファークライ」シリーズでは、スナイパーライフルによるステルス狙撃が
かなり強く、特に基地攻略では無類の強さです。

それが「6」では若干の変更があります。

前作までですと、中盤に出てくるスナイパーライフルだと雑魚は1発、固めの敵は2発、
もしくはヘッドショットで1発。終盤に出てくる強力なものなら、どんな敵も1発で
倒せる、という具合でした。

今作は、終盤に出てくる武器でも1発で敵を倒せない仕様になっています。

代わりにヘッドショットが命中しやすくなっていて、徹甲弾との組み合わせなら
ほとんどの敵をヘッドショット1発キルが可能です。

改造パーツの装着有無などありますが、ちょっと武器の差別化が弱くなった印象です。

ステルスぬるめ

今回はちょっとステルスはぬるめな感じがしました。
スナイパーライフルの弱体化にともなう変更なのでしょう。

もしくは、国に徴兵された兵士ばかりでやる気がないのかもしれません。

装備で能力アップ セットボーナスはなし

装備はこんな感じ。
「Far Cry6」/Ubisoft

今回は、レベルの概念はなく、身につける衣服で、耐性や能力が変化します。
各種セットも用意されていますが、セットボーナスなどは無いようです。

「好きな衣装を身につけられる」と取るか「セット装備の意味がない」
と取るかは、人によって分かれるかもしれません。

ポリコレへの配慮もある。

今作の主人公「ダニー」※ダンスニードルにあらず!!
「Far Cry6」/Ubisoft

Ubisoftは、海外の会社らしく今話題の「ポリコレ」への配慮もしています。

作中には、女兵士、女将軍、トランスジェンダーなど、登場しています。

ただ、配慮しつつも世界観に合わせているので、それほど違和感のある
作りにはなっていません。

主人公も、今作は男女で選ぶことができますが、どちらかというと女主人公を
公式は推しているようで、これも世界観にマッチした設定となっています。

ファークライ6の不満点

ここからは、私が感じた不満点をあげていきます。
ほかのレビューサイトでも上がっているもの、私個人が感じているものも
ありますので、ご参考ください。

武器の所持はいつでも変更可能/サイドアームの足かせ感

今作は、敵に耐性が設定されていてます。

これが兵士ならさほど気にならないのですが、ヘリ戦車でやってこられると、
それに合わせた武器がないと、手も足も出ない感じです。

武器はメニュー画面を開けば、いつでも変えられるのですが、これがどうも
ゲームの世界観にそぐわないように思えます。

武器スロットは4つあり、1つはサイドアーム専用なのですが、これが
ちょっと足かせ感があります。

過去作ですと、サイドアームでもグレネードランチャーやショットガンなども
あり、限られた中でも選択肢があったのですが、今作はピストルとオートピストル
しかありません。

バランスの問題もあるでしょうが、私はこの点が不満でした。

弾丸の種類が多い……割りにあまり使わない

今作は耐性があり、用意された弾丸の種類も豊富です。

具体的には、通常弾、徹甲弾、軟目標弾、毒弾、炸裂弾、焼夷弾です。
ショットガンなど一部の武器は、また違ってきます。

種類豊富ですが、私は結局「徹甲弾」でほとんどを乗り越えました。
徹甲弾は、アーマー装備の敵に有効で、軟目標弾は、未装備の的に有効です。

ですが、徹甲弾で両方対処できてしまうので、それがわかったら、ほとんど
標準で装備していました。

ほかに、ビーグル系は炸裂弾、一部の敵は焼夷弾、毒弾は敵を混乱させる、と
いった用途がありましたが、ほぼ徹甲弾で事足りました。

私は面倒に感じた所なので、次作には引き継いでほしくない部分です。

マップを歩かせる系のミッション多し!

私は、オープンワールドで「マップを歩いてアイテムを集めたり、場所を
マーキングする」系のサブが嫌いです。

理由は、とにかく面倒くさいからです。

一時期「QTEが嫌い」という声がよく聞かれ、最近では見かけなくなりましたが、
この「歩かせる系サブ」は昔から今までずっとオープンワールドゲームにて存在し
つづけています。

「ファークライ6」は、この「歩かせる系」のミッションが多く、しかもメインで
設定されていたりします。

さらにこの場合は、目的地の目印などもないため、面倒くささがかなりキツかったです。

ただ「こういうミッションが嫌」という声が聞かれないので、好きな人が多くて
みなさんで楽しまれているのかもしれません。

私としては、この系統のミッションが撲滅することを望んで止みません。
集え、全世界の「マップを歩かせる系のミッション嫌い」な者達よ!!

総評:新作、やはり名作に勝てず!!

今作も名作には勝てず・・・か。
「Far Cry3」/Ubisoft

「ファークライ6」。やはり名作「ファークライ3」には勝てなかった、という印象です。

勝てなかった理由に、複雑になり面倒になったシステムもありますが、ストーリーと
ミッションの構成も良くないと考えています。

「ファークライ6」は3つの地域に独立したストーリーとミッションがあり、
それをクリアすることによって最後の決戦に挑むという形です。

自由度が高そうですが、3つの地域に大きな変化が感じられないため、
ストーリーが盛り上がらず、3つ目の地域を攻略するときは、かなり作業的な
感じでした。

「ファークライ3」は、序盤から中盤にバースとの戦いが描かれ、終盤はさらに大ボス
ホイトとの戦いが一本のストーリーで描かれます。

序、中盤はストーリーを楽しみ、終盤の高難易度のミッションを楽しむという
全体のメリハリがついていました。

複数の地域を自由に攻略していくスタイルは「5」でも採用されていて、そのときも
やはり最後の地域はダルさが出て、作業になっていました。

ぜひ次作はこの点も変更してもらいたいものです。

以上が、「ファークライ6」を完走した感想でした。
不満点もありますが、全体としては良作なので未プレイで興味をもたれた方は
ぜひ遊んでみてください。

 

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